安房直子さんの物語に親しまれているライラック通りの会・会員の皆さまに、
「お好きな安房直子さんの物語ベスト5を教えてください」
というアンケートを行いました。多くの会員の方々が「好きな作品ばかりで5作だけ選ぶのは本当に難しい」と仰りながら、ベスト5をお寄せくださいました。
“みんなが好きな安房直子さんの物語” ここに集計結果10位までを発表いたします!
<ライラック通りの会・会員が選んだ10作品>会員43名からの回答に基づき集計
- 集計は、それぞれの投票者ベスト5の1位に5点、2位4点、
3位3点、4位2点、5位1点を加算。
5作以上選ばれた場合は一律0.5点を加算しました。
また今回、SNSでアンケート開催についてお知らせしたところ反響が大きく、会員でない方からも、多くのベスト5をお寄せいただきました。その集計結果もご紹介します。
<会員でない方のランキング> 非会員40名からの回答に基づき集計
作品選出と共にご感想も多く頂きました。ここでは、ライラック通りの会・会員の方から頂いたランキング1位に選ばれた作品のご感想を幾つかご紹介します。
きつねの窓
- はじめて読んだ安房直子さんの作品です。出版されて間もない角川文庫の「きつねの窓」で読みました。この作品、安房直子さんのすべての良さがつまっているように感じます。何度読み直してもあきません。この角川文庫所収の10作品すべて大好きなのですが、代表して「きつねの窓」を選びました
- 「きつねの窓」はやはりはずせないと思って入れました
ハンカチの上の花畑
- 確か小学2年の時、初めて出会った安房さんの本です。とろりと甘く、薫り高い菊酒をどんなに飲みたいと思ったか!(長じて超のつく下戸なことが判明し、永遠の憧れになりました)ほの暗い酒蔵、ハンカチの上に巡る小人たちの四季とあふれ出す酒。若い夫婦のあさはかだけれどよく分かる欲望。和→洋にシフトしていく高度成長期の雰囲気も魅力です
- 小学生の頃、初めて「ハンカチの上の花畑」を読んだ時の衝撃と言ったら。菊酒の壺の中に吸い込まれていきそうな恐怖。予想外に穏やかで楽しそうに暮らす菊酒つくりの小人の世界、そしてそこが壺の世界だと気づき、現実へと逃げ出す時のドキドキ感…何度読んでも物語の世界に引きこまれます。そして、ここから安房直子さんの物語を追いかけるようになりました。
今回ランキングに上がった作品の他にも、皆さんにご紹介したい作品や共有したい素敵なご感想が沢山寄せられています。
ここでご紹介できなかった11位以降の作品、そのご感想などを披露し、皆で好きな作品について語り合う文庫の会を、来月開催する予定です。
文庫の会のお申込み方法など詳細は、近日中にブログでお知らせいたしますので、皆さま、引き続きご注目ください!