安房直子記念〜ライラック通りの会

童話作家 安房直子さんの世界を語り継ぐ

童話作家 安房直子さんの世界は、時代を越えて多くの人の心によりそい続けてくれます。
その豊かさをまだ知らない子供たちや、若者、大人たちに、
安房直子さんの作品が広く読み継がれていってほしいと、私たちは願っています。
そのためのいろいろな活動をみなさんと一緒にやっていきたいと、この会を立ち上げました。


世話人 石川珠美 蓮見けい
スタッフ 永田陽二  イラスト 仁藤眞理子
  事務局 安房直子記念~ライラック通りの会 awanaoko.lilac@gmail.com

「春の日に安房直子のラブ・ストーリーを聴く会」ご報告

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3月28日の桜の花の満開の日に、オンライン朗読会「春の日に安房直子ラブ・ストーリーを聴く会」を開催いたしました。初めてのZOOM開催ということでしたが、日本全国から65名もの方にお聴きいただくことができました。5人のさまざまな個性の読み手が安房直子ラブ・ストーリーを読む、春の日にふさわしい素敵な時間を皆さまにお届けできて、スタッフ一同とても嬉しく思っております。

 

目次

 

◆出演者の感想

1. さんしょっ子 (朗読 近江竹生)

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この作品を読むと、いつも子供の頃に見た美しい風景が心に蘇ります。例えばそれはてっぺんに花の咲いた茅葺き屋根の家、馬が通る土ぼこりの上がる道…。初めて朗読するこの作品で、生きてることは切ないなぁと改めて感じる今日この頃です。

今回4人の方の朗読を聴かせていただいて、安房さんの作品の懐の深さというものを改めて感じました。50歳の若さで亡くなられたことが、本当に残念に思います。

 

2. ころころだにのちびねずみ (朗読 永田陽二)

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現在は絶版の絵本から、かわいいネズミのカップルのくすぐったくなるようなメルヘンを童心に帰って演らせていただきます。脇役ながら、「歌う百合の花」の存在感が素敵な味付けになっています。

前回は『すずめのおくりもの』のスズメ、その前は『だんまりうさぎ』のウサギをやりましたが、今回はネズミに挑戦しました。安房さんの童話にはいろんなかわいい動物が出てきてとても楽しいなあと思いながらやらせてもらっていますが、今度はどんな動物になろうか?といろいろ考えております。

 

3. 日暮れのひまわり (朗読 秋元紀子)

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愛するものを独占したい、自分のものだけにしたいという少年の気持ちは、それはそのまま、ひまわりにも、そして私たちにも多かれ少なかれあると思います。とても人間くさく、男女の愛がぎゅっと詰まった短編映画のようです。今回はこんな素敵な企画に参加させていただき、ありがとうございます。

私は普段一人語りで公演をやっているので、今回皆さんといろいろ「こうしたらいいね、ああしたらいいね」と知恵を出し合いながらやったのが本当に楽しかったです!また是非みんなと一緒にやれたらいいなと思っています。

 

4. 猫の結婚式 (朗読 原田達也)

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永田さんの「ストーリーテラーズ」に参加したご縁で出演させていただきます。一人で挑む安房作品、いやー、緊張してます。どんなふうにお届けできますやら、楽しんでいただけるよう努めますっ。

今回は会場開催ができず残念でしたが、その分距離の壁を越えてお届けできたということはよかったと思います。いろんな場所でお楽しみいただけたなら何よりです。5つのラブストーリーは、安房直子という作家の幅の広さを感じることもできましたし、待っている間聴いているのも楽しかったです。

 

5. 奥さまの耳飾り (朗読 野田香苗)f:id:lilac-dori:20210404001303j:plain

題名の神秘的な響きに惹かれ、スペクタクルなお話に、私は魅了されました。古代には身分の象徴に使われた耳飾り。奥様には、旦那様からの愛の象徴であったのでは?時を戻せない運命の切なさが胸を打ちます。

今日はラブストーリーというテーマで、いろんなお話を私も聴きながら楽しみましたし、皆さまにお届けできて何より嬉しいことでした。今日は後ろに百合の花を飾りましたが、安房さんの作品にはさまざまな花が出てきます。「奥さまの耳飾り」にはクチナシの花が登場しますが、クチナシの花は、初夏に咲くお花だそうです。これからの季節クチナシの花の香りがしたら、またこのお話を思い浮かべていただけたらと思います。

 

◆視聴者の皆さまからの感想

「ラブストーリーを聞く」とても素敵でした!
安房さんの物語がそれぞれの魅力的な声を通して語られて
その世界にすっぽりとはまり込んでうっとりしてしまいました。
ことに「日暮れのひまわり」「奥様の耳飾り」は
大好きな作品なので格別の響きで最高の贈り物をいただきました。
安房作品が更に波のように広がって生きますように。

(味戸ケイコ様)

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ラブ
と一口に言っても
色々なラブがあるのだなぁと思いました。
叶わないと分かっていても相手を思わずにはいられないような種族を超えた思い。
それらを童話的に表現されていて美しく、愛らしく、微笑ましく感じました。
朗読は自由に想像できるので、異世界の空気に包まれるようで好きです💗
皆様それぞれに個性的で 時に面白く 時に切なく 笑ったり、寝っ転がったり
zoomならではの自由な姿勢で聴かせて頂きました。

(かじりみな子様)

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今日は本当にありがとうございました。
お陰様で久しぶりに安房さんの世界に浸ることが出来ました.
開始前のピアノの音に既にウルウル
皆さまのご苦労のおかげです! 5話の中1話だけが初めてでしたが
しみじみと聴かせて頂きました

(川口岱子様)

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どの作品も、初めて聞く作品でした。そして、ファンタジーでありながら、全く違う展開で、近江さんが仰っていたように、奥が深いなぁと思いました。ホントに、早くに亡くなられたことは、残念なことです。
お話も多様でしたし、語られる皆さんも、個性豊かで楽しませていただきました。
絵も優しくて、ステキ!どの絵も、丁寧に描かれていて、手元に残らないのが、残念です。心癒されました。ありがとうございます。
遠くにいて、交通費もかからず、本代にもならない格安の配信に、感謝、感謝。ありがとうございました。今後も、皆様の活動が、多くの方に喜ばれ、幸せの種をまき続けて行けますように。遠くから、祈っています。

(匿名希望)

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・さんしょっ子

語りで聞くのが初めてで、お歌も素敵でした。
風に乗っていったさんしょっ子、幸せにならないはずはないと思いました。
お手玉、その中の小豆に込められた無償の愛をのこして亡骸でさえも喜びの薫りを残すすりこぎに豊かで素敵な物語だなあとつくづく思いました。

・ころころだにのちびねずみ

出会いのさわやかさが楽しくて、百合の花の歌ががなんとも素敵なスパイスだな~と思いました。無くしたものよりも、欲しかったものよりも、もっともっと素敵なものが手に入る 出会いがそれを作る 楽しかったです。

・日暮れのひまわり

夢のようなひとときに感じました。「胡蝶の見る夢」のようにも思える幻想的な感じでした。少年の恋する魂だけが青く透き通った真実で あとのことは謎がいっぱい
少年は水の下で踊り子さんと再会できたのか 踊り子さんは肉体の制限や重力から解放されて踊るのかなといろいろと思いました。向日葵さんにとって 誰かを思うこころを知ることが、なお明るく花開く力に変わっていけばいいなと思いました。

・猫の結婚式

語りのリズムがすごく楽しくてほんとに沢山の参列者やレインハットがずらりと並んでいるようで。楽しかったです自分も参列者の様な臨場感があって、こんな風にワイワイと皆でお祝いができるといいな~と楽しく聞いていました。リズミカルで、自分で読んでいるときよりもずっと楽しかったです。

・奥さまの首飾り

大雑把な私には「耳飾りというものは、もともと、なくなってもおかしくないもの」ではあるので、奥様のある日常がそれによって変化していくことの儚さと、海を渡ることのロマンスが鮮やかに対比されて写りました。クジラの旦那様がほんとにかっこよく聞こえました。奥様の日常の豊かさは、くじらさんのくれた大いなる安らぎの表れのように思いました。小夜という少女の視線や存在は「真夏の夜の夢」のお小姓さんみたいダナと思いましたとても楽しいお話をありがとうございました。

(やしまかずこ様)

 

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全てのお話を楽しく聴かせていただきました。その中で特に印象に残った2つをとりあげます。
●「奥さまの耳飾り」
まず題名の「耳飾り」、この言葉の響きが良く、それだけで心を掴まれました。イヤリングという言い方をしなかった点に、奥様は旦那様と違って、異国には行ったことが無く一か所にとどまっている、そして、一か所にしかいられない事情があるのでは、想像ですがそんなイメージが浮かんできました。
(もしお話のなかに異国へ行ったことがあるといったくだりがあれば失礼をお許しください。聞き逃していました。)
 
●「日暮れのひまわり」
ひまわり、少年、それぞれの濃い片思いが、日暮れの景色と相まって重苦しく感じ、胸が苦しくなりました。少年がどこかで生きているのか、いないのか、走ってどこかに消えてしまい、わからない、果たしてそんな状態でよかったのか。ひまわりは少年を隠して逃がしてあげたけど、捕まったほうがその後の居場所がわかり、少年の存在を感じることができたのかもしれない、でも思いが通じないならば、どこかへ消えてもらったほうが幸せなのかもしれない、いろいろな想いに駆られました。これが天気良い昼間だったら、爽やかな朝だったらこんな苦しい思いにはならなかったような気がします。日暮れがいけない、日暮れが恋の哀しさを増しているように感じました。

 (匿名希望)

 

 

 

◆今後の催しについて

日程は未定ですが、7月にオンラインでのライラック文庫の会を開催予定です。

テーマは、安房作品における「一回性と永遠性」。

詳しいことが決まりましたらお知らせいたします。

 

◆春の会会計報告

開催が1年延期となったためチラシの印刷が2回必要となり、赤字となりました。赤字金額につきましては、全体会計より補填をいたします。

収入:

参加費(65名×1000円)

65,000

支出:

出演者へのお支払い

18,500

 

演出謝礼

15,000

 

ZOOM使用料(2月・3月/ウェビナー使用料)

15,643

 

チラシ印刷・送料(2020年)

7,144

 

チラシ印刷・送料(2021年)

5,549

 

通信・事務費

4,717

残金:

 

-1,553

 

◆1月文庫の会会計報告

赤字金額につきましては、全体会計より補填をいたします。

収入: 参加費(9名×504円) 4,536
支出: ZOOM使用料(12月・1月) 4,400
  通信・事務費 1,524
残金:   -1,388

 

◆2020年度全体会計

3名の方にご寄付をいただきました。大変ありがとうございました。ご芳名については、郵送版ブログにて記載させていただきます。

 

収入: 前年度繰越 7790
寄付金ほか 41380
支出: 郵送版ブログ 10290
未収録作品保存活動 12136
ZOOM(9月~11月) 6600
通信・事務費 794
1月文庫の会補填 1388
春の会補填 1553
残金: 収入49170-支出32761 16409

安房直子作品「まほうをかけられた舌」が天声人語に掲載されました

2021年2月28日の朝日新聞天声人語」に、安房直子作品「まほうをかけられた舌」が紹介されました。

 

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「まほうをかけられた舌」は、1970年に『海賊』17号に掲載されました。食べたものすべて、どんな隠し味でもわかるようになる舌をこびとの魔法によって手に入れた洋吉は、一流レストランの味を次々に再現して成功をおさめます。

しかし、どうしても再現できない味に出会い、洋吉は仕事が手につかなくなります。その味は、そう、亡くなった洋吉の父のレストランの味なのでした。

ふくよかな味わいのサンドイッチ、ジャムにピクルス、生姜にニンニク、シナモンやクローブの入ったカレーなど、おいしそうな料理がたくさん出てくるこの作品は、現在は偕成社安房直子コレクション2『見知らぬ町ふしぎな村』等で読むことができます。

春の会のZOOM接続テストを3/14に行います

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3月28日(日)に開催予定の朗読会「春の日に安房直子のラブストーリーを聴く会」も、いよいよ今月の開催となりました。

当日はオンラインのZOOMでの開催となりますので、ご自分のパソコンや携帯の環境から見られるかどうかご不安な方もいらっしゃると思います。

そこで、皆さまに安心してご視聴いただけるよう、30分と短い時間にはなりますが接続テストの時間を設けました。映像や音声がご自分の機器で正常に受信できるかお試しいただき不安を解消していただけたらと思いますので、どうぞご活用ください。

 

【接続テスト】

 日時:2021年3月14日(日)AM10:00~10:30

 URL:https://us02web.zoom.us/j/86297256268

 

この接続テストは、春の会本番時と同様にZOOMのウェビナー形式で開催いたします。ウェビナーでは、観客のお客様のお顔が見えたり声が聞こえることはありませんのでご安心ください。
テスト時は、スタッフ・出演者は登場せず、テスト画像と音楽が流れるのみとなります。
接続して正常に視聴ができることがわかりましたら、ご自由に退室ください。
ご質問がある場合は、ライラック通りの会事務局までいつでもご連絡ください。

(お問い合わせ先:awanaoko.lilac★gmail.com ※★を@に変えてお送りください。)

 

皆さまが本番当日、安心して安房直子のラブストーリーの世界に浸っていただけますようにと思っております。どうぞご参加ください!

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春の会・「春の日に安房直子のラブストーリーを聴く会」を開催します!

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2021年3月28日14時より、安房直子作品の朗読会「春の日に安房直子のラブストーリーを聴く会」をオンラインにて開催いたします!

本来であれば会場で開催する予定でしたが、コロナ禍の状況を踏まえZOOMによるオンラインでの開催とすることにいたしました。安房直子の珠玉のラブストーリーを、5名の素晴らしい朗読家の朗読によってご自宅からお楽しみいただけます。

ウェビナー形式での視聴となりお客様のお顔は映りませんので、「ちょっと見てみたい」と思われていた方もお気軽にご参加ください!

 

目次

〇日時・プログラム

 2021年3月28日(日)14:00開演(13:30から接続開始)

 【プログラム】

 ・さんしょっ子 近江竹生
 ・ころころだにのちびねずみ 永田陽二
 ・日暮れのひまわり 秋元紀子
 ・猫の結婚式 原田達也
 ・奥さまの耳飾り 野田香苗

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〇ご参加の流れ

 ①下記の登録受付フォームのリンクから、お名前・連絡先などを登録ください。

 ※上記のフォームにどなたの紹介か記入できる設問がありますので、ご紹介者のお名前を入力ください。

  ②参加費を郵便振り込みでお振り込みください。

  【参加費】1000円

  【振込先】ゆうちょ銀行

  ・店名:〇〇八(ゼロゼロハチ)
  ・店番:008
  ・預金種目:普通預金
  ・記号:10030
  ・口座番号:3317591
  ・番号:33175911
  ・名前:ライラックドオリノカイ

  【振込締め切り】3/18(木)

 ③振り込み確認ができ次第、事務局から当日の視聴URLをお送りします。

  ※手作業で確認しておりますので、数日かかる場合があります。
  もしあまりに遅いようでしたら事務局までお問い合わせください。
        (問い合わせ先 awanaoko.lilac@gmail.com)

 ④当日(3/28(日)14:00)、視聴URLをクリックして、安房直子のラブストーリーをお楽しみください!

 

出演者、スタッフともども、皆さまに素敵なラブストーリーをお届けできるよう鋭意準備中です。たくさんの方のご参加をお待ちしております!

 

【ご注意ください】

当日の視聴URLは、ZOOMからお送りします。(送信アドレス:no-reply@zoom.us)迷惑メールのフォルダに入ってしまう場合があるようですので、@zoom.usからのメールを受信できるように設定をお願いいたします。

1月 ライラック文庫の会のご報告

1月23日に、「1月ライラック文庫の会」を開催いたしました。

コロナ禍を受けてZOOMによるオンラインの開催でしたが、9名の方にご参加いただき、安房作品について語り合うことができました。作品論の発表、単行本未収録作品の朗読、懇談と盛りだくさんでしたが、3時間があっという間のように感じました。皆さんの安房作品への想いが伝わる心温まる会となりましたこと、スタッフ一同感謝申し上げます。

 

目次

安房直子作品論発表 「盗る」ことと「約束を破る」こと(発表 石川珠美)

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安房さんとキリスト教との出会いは、高校時代にまで遡ります。わたしはキリスト者ではなく無宗教ですが、たまたまこのテーマに出会い、あまりスポットライトをあてられてこなかった安房作品のキリスト教からの影響という観点から読み直してみたいと思い、このテーマにのぞみました。
作品一覧を眺めていて気付いたことは、作品の登場人物がしばしばやむにやまれぬ衝動につき動かされて、ものを「盗る」ということ。そして、「約束を破る」ということ。しかし、そのような行為の報いとして、「罰」を受けることがない、という特徴があることに気づきました。繰り返し登場する「罪をおかしながら赦される主人公」というパターン。
「星のおはじき」「木の葉の魚」「ライラック通りのぼうし屋」「大きな朴の木」「とげ」を通して、安房作品におけるキリスト教からの影響と、安房作品の魅力の源泉を探りました。
ライラック通りのぼうし屋」における「羊」は、信仰を持つ者のメタファであったかもしれません。そしてそこから逃げた「羊」は安房さん自身であったかもしれません。安房さんの紡いだ数々の物語=トルコ帽は、ショーウィンドウに飾られ、読者は皆、「いなくなった羊の国」という、数々の「この世ならぬ異界」へと誘われるのです。

懇談では、光原さんから伺った「木の葉の魚」ラストページに味戸ケイコさんが描いた三匹の魚のエピソード、とても興味深く伺いました。

 

安房直子単行本未収録作品朗読「とげ」(朗読 榊原瑠衣)

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「とげ」は、安房作品には珍しいリアリズムの作品です。同人誌『海賊』4号に掲載されたこの作品は、海辺でひと夏を過ごす6歳の少女ひさえが海で遊ぶうち、友達の少年がおぼれて死んでしまうという悲しいお話です。罪悪感ややましさ、責任転嫁したいという複雑な思いを、ひさえは心に刺さった「とげ」として幼い心に自覚します。

リアリズムの手法で書かれてはいますが、『海賊』の「マスト」(編集後記)に書かれた安房さんの「どんな作品でも『詩』を失う事の無い様にと思っています。」という言葉通り、簡潔ながら美しい文章で、燃え上がるように赤いカンナの花や、夕暮れの浜辺でみつける少年の抜けた歯の描写などのイメージが鮮やかに描き出されています。

人前での朗読は初めての体験でとても緊張しましたが、かつて6歳だった自分と、いま母である自分の想いを込めて、精一杯読みました。

 

〇参加者の感想

初めての参加で、初対面の方ばかりの中で、最初緊張していたのですが、「安房直子さんの作品が好き」という同じ想いを持つ方々と集えると、こんなに居心地良く、また、次々と聴きたいこと、話したいことが溢れ出てくるのかと自分自身にも驚きました。初めて知る事実、初めて聴いたお話「とげ」などなど、情報盛りだくさんで有意義な会でした。
これまで好きだからという理由だけで、何となくしか読んでいなかった自分に気づき、石川さんや皆さんのように何か視点を決めて、安房作品を読んでみたいなとも思いました。本当に勉強になりました。次回も、とっても楽しみです。また、よろしくお願いします。(松多有子)

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 初めてzoomでの文庫の会に出席させていただきました。運営事務局のみなさまの、入念なご準備のほどが伺え、とても素晴らしい会でした。作品論の発表や未収録作品の朗読があったり、それについて皆で話し合ったり。心温まる、素敵な時間を過ごさせていただきました。ありがとうございました。(小室朋子)

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zoomに慣れず緊張しましたが、おひとりおひとりのお話しに集中して聞く事ができて、深く楽しく、考えさせられる充実した会だったと思いました。一昨年購入した夢の果てを読み返しました。星のおはじき良いですね。
それからとげの朗読は、主人公の6歳の女の子が、お母さん、お母さんと呼ぶ声が耳に残りました。私の場合は、亡き母の持つ安心感への尊敬と感謝になり良かったです。(匿名希望)

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今回の「とげ」という作品は、今まで読んだ安房直子先生の作品の中で一番胸をうつ作品の為思わずこみあげてくるものがあり、聞いていて沢山泣いてしまいました。私だけ号泣しているのがとても目立ってしまい大変失礼致しました。さっきまで楽しく遊んでいたお友達がいきなり波にのまれて亡くなってしまうというとても涙をそそるお話で、主人公のひさえちゃんは、このできごとを一生忘れられないだろうなと思いました。

このお話は、とても涙をそそる作品ですが、その裏側には、人の命は、いつ終わりを迎えるかわからないからみんな1日1日を大切に感謝をして生きてねと、安房先生は訴えたいのかなと思いました。人の寿命は、生まれた時から決まっているという説もあるので、もしかしたらきょうちゃんは、命の大切さを自分に出会った人達に伝える使命をもって生まれてきたのかもしれないなと思いました。(河内美香)

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文庫の会に初めて参加できました。安房直子さんの作品をより深く知り、考えるきっかけをいただく時間になりますね。集まることが難しい中、オンライン開催してくださったことに感謝いたします。ありがとうございます。
石川さんの作品論に、興味深く聞き入りました。安房さんの童話の世界には、印象的なモチーフが存在し、何かを暗示するようにも感じられます。その中には、キリストの教えから、そのモチーフに繋がっている可能性があることは、新たな見方の一つとなりました。
そして、もう一つ、登場人物が行った「罪」について、罪の意識、罰の意識にまで追い詰めない、掘り下げないことも、安房さんが大切にしてきたかもしれないと、お話をお聴きして、何となくそうかなと思っていたことが、ようやく腑に落ちた感じがありました。同時にそれが実は、人の感情のリアルさをみせられていると、安房さんの作品の魅力であることも実感したのです。
未収録作品の一話「とげ」を榊原さんの朗読で聴かせていただきました。静かに作品の世界に引き込まれていきました。夏の海辺の風景と切ない思いがじーんと伝わってきて、感動しました。
集まれた皆さまと共有し、とてもいい時間をいただき、ありがとうございました。(野田香苗)

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興味深い作品論もありがとうございました。
安房さんの作品へのキリスト教の影響については、これまで意識したことがなかったのですが、指摘されてみれば、なるほど!という気持ちになりました。
今回は野田香苗さんとのご縁がつながったのも、思いがけなく嬉しいことでした。
以前、光原の作品を朗読で取り上げていただいたことがあり、そのときにメールでは
やり取りしていたのですが、面識はなかったので、今回お名前を見て驚き、同名の別人かと思ったらご本人で、本当に嬉しく思いました。(光原百合

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安房さんの作品との最初の出会いは、小学校の図書室で、タイトルやお名前を忘れてしまい、お話だけしか分からなくなっていて、再会したのはずいぶん大人になってからでした。『詩とメルヘン』が大好きでながめていたのは、お小遣いをためてたまに購入できた中学生や、高校生だったと思うのですが、よく考えたらそのころに、安房さんの作品とすれ違った記憶が・・・全くないことに、今気が付きました。(笑) 全く、なんというずぼらか、笑ってしまいます。出会いというのは、ほんのささやかな一瞬の偶然で、その中で安房さんの作品に巡り合えて、とても幸せに思います。

安房作品における「盗る」ことと「約束を破る」ことについて、驚きの連続で、新鮮にうかがっておりました。読む機会のなかったストーリーが沢山でしたし、再読もまた楽しみになりました。「木の葉の魚」のミステリーや、樹木の神秘的な登場を読み解き、刺激的でした。

それにしても、私は、たとえ禁忌といわれるものにふれてでも、極限に純粋な選択の中で、生き延びようとしたり、忘れてしまったりする人間らしい登場人物の振る舞いが
輝きと憧れに満ちていて、大好きなのだな、と思いました。悪いとされることすら、人のせいにしないで、ちゃあんと自分で選んで引き受けて、歩く姿に感動するのです。罪を被りつつ成長する物語の主人公に、あがなわれているのは、読者の自分なのかもしれないです。読後は、遊園地の乗り物が、終点について呆然としている子供のようになります。チケットを握りしめて、また並ぶのです。

「とげ」は朗読をありがとうございます。白いたてがみのシーンが深く印象に残りました。6歳で重たいものを背負ってしまったけど、夢の中の白い歯は、目の前からは確かに消えてしまったけどいつまでも一緒にいてくれる存在として主人公を見守ってくれるよというサインであったらいいなと思いました。(やしまかずこ)

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「盗る」ことと「約束を破る」ことについて、安房さんの作品を「キリスト教からの影響」から読んだことがなかったのですが、なるほど「許すこと」が多く描かれていると気づきました。もしかしたら、それはご自身の中で、どうしても許せない感情が心の底に沈んでいたからではないでしょうか?そんな心を抱えた自分でも神の許しを得たいと渇望していた様に思います。また、「ライラック通りのぼうし屋」で仲間のヒツジを消去しているのは、厳しい信仰の世界から自由なユートピアの世界へ行くには、「ひとりで行くこと」だと感じていたからではないでしょうか?

「とげ」について、日常世界の中で、「私じゃなくて良かった」と思うことは、ほぼ毎日あります。もはや、そんなあたり前のような感情が、どんな罪なことなのかは、なかなか気づかないことです。それを、ひさえの見た夢を通して、幼い子供にもわかりやすく描いたことが、すばらしい作品だと思います。全くみんな死にたえて、だれもいない世界に「生きているのは私だけ」という恐ろしさ・・・人の死を悼むことは、そんな世界にならないでほしいという望みです。(仁藤眞理子)

 

〇次回のライラック文庫の会の予定

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日程は未定ですが、5~6月ごろにライラック文庫の会を鋭意企画中です。詳しいことが決まりましたらお知らせいたします。

1月・ライラック文庫の会開催のお知らせ

f:id:lilac-dori:20201109125038j:plain明けましておめでとうございます。

2020年は、コロナ禍の中でどのように活動していくか模索した年でした。まだまだ大変な時期は続きますが、安房直子作品の素晴らしさをより広めていくために、スタッフ一同がんばってまいります。

2021年は、今月1月23日(土)に「1月・ライラック文庫の会」をオンライン(Zoom)で開催します。作品論発表や、貴重な単行本未収録作品の朗読や懇談を行います。まだお席はございますので、是非ご参加ください。安房作品の色褪せない魅力について語り合いましょう!

3月末には、春の会として、プロ級の方々による朗読会「春の日に安房直子のラブストーリーを聴く会」西東京市内で開催予定です。昨年はコロナで延期になってしまいましたが、会場開催が難しければ、オンライン(ZOOM)開催で安房作品の素敵なラブストーリーを皆さまにお届けできるよう鋭意準備中です。また近くなりましたら、お知らせいたします。

 

目次

◎1月 ライラック文庫の会開催のおしらせ

日程:2021年1月23日(土)午前10時~午後1時    
   ※1週間前の1月16日(土)に、接続テストの会を実施します。
参加費:504円(※84円切手6枚をお送りください)
   ※お申込みいただいた方に参加費送付先をご連絡いたします。
お申し込み先:awanaoko.lilac★gmail.com(★を@にしてお送りください)
定員:15名(先着順)
プログラム:
 ◎安房直子作品論
 「安房作品における『盗る』ことと『約束を破る』こと」(発表 石川珠美)
 ◎安房直子単行本未収録作品朗読
 「とげ」(朗読 榊原瑠衣)
 ◎懇談
※文庫の会の参加URL及びZoomの操作方法、タイムスケジュールなどの詳細は、お申込みいただきました方に個別にメールでお送りいたします。

 

 

10月 ライラック文庫の会 ご報告

2020年10月31日(日)、「10月・ライラック文庫の会」をZOOMにて開催しました。参加者は9名(内スタッフ4名)で、初めてのオンラインでの催しでしたが、安房直子作品の作品論の発表や、単行本未収録作品の朗読を混じえ、和やかな雰囲気で安房直子ワールドの魅力について語り合うことができました。

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目次


安房直子作品論発表

『風のローラースケート』から『冬吉と熊のものがたり』にみる「食べること」と「眠ること」(発表 榊原瑠衣)

安房直子さんの作品には、人間界と自然界の交錯をテーマにした物語が多くあります。仲良く交流するばかりではなく、ときには「谷間の宿」のように、人間が自然界側に取り込まれそうになることも・・・。そんな安房作品には、人間界と自然界が交錯するときのキーワードとして、「食べること」と「眠ること」があるのではないかと考えました。『風のローラースケート』と『冬吉と熊のものがたり』、そして『小夜の物語』を通して、安房作品における自然と人間の交わりの分岐点はどこかを考えました。

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安房直子単行本未収録作品朗読

『霧立峠の千枝』(朗読 石川珠美)

榊原さんの作品論「食べることと眠ること」のモチーフが登場することと、連作集『風のローラースケート』の「あかり屋」と同じ名前の宿屋がでてくることから、今回はこの作品を採りあげました。作品の取り替えっ子~チェンジリングという主題も安房さんの養女体験と重ね合わせて考えると意味深長で、気になる作品であり、参加者の皆さんがどう思うか聞いてみたいと思いました。安房さんお馴染みの青い一面の花畑が出てくるのも面白いです。

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◎参加者の声

榊原さんの発表は作品を読んでなんとなく感じていたことがきれいに整理されていてとても感心しました。イラスト入りのテキストもきれいでおはなしもわかりやすかったです。千枝のおはなしはテキストでも読んでみたいと思いました。みなさんのお話や安房さんに関するエピソードも聞けてよかったです。 みなさんの熱を受けたせいか?あの日はずーっと安房作品のことを考えていました。 

冬吉と熊のきつねの屋台のきつねうどんのことを言い忘れました。きつねがそのままきつねうどんを売っていたw

「金のあぶらげ、金の汁 きつねうどんは、いかがですー」 

日に当たった金色のきつねが目に浮かび思わず食べたい! そんな感じです。

zoomは便利ですがいつかまたみなさんとお会いしてお話できる日がくればいいなとも思いました。安房作品や安房さんについて話したり聞いたりできる機会が定期的にあればいいなと思います。(匿名希望)

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もう何年も、参加出来ず残念に思っていました所、今年10月にズームで皆様とお会いでき、お話うかがえることが出来、また榊原瑠衣さん・石川珠美さんの作品に対する深い優しい思い・誠実な読み込みの深さ等々、大変素晴らしい時間を過ごすことが出来ました。ありがとうございました。

安房作品は時間をおいて何度も読み返しても、いつも新鮮で感動と自然の大切さと優しい気持ちを貰えます。そして、その時々の自分の在り方を考えさせられます。(匿名希望)

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興味深く拝聴いたしました。よく読書中に根源的で抗いがたい魅力と欲求に突き動かされる狭間で巻き起こる甘美な幻想と、 境界線のあわいでまきおこるめまいのするような出来事にざわめくのですが 発表を伺って、食欲と睡眠に注目するというのに新鮮な驚きを感じました。 そこにある世界のルールを一つくぐると、また新しいギフトをもらえるような気持ちが強くなりました。 

登場人物が、それぞれ素晴らしくて引き込まれました。 皆他人に何を言われても自分の思いを貫くために行動するところが素敵だなと思いました。 ある時はじっと時をまって熟成し、ある時は疾走する。 力強くて勇気をもらうような気がしました。 

懇談の中で出ていた洋食屋さんと喫茶店を探してみたくなりました。 おかげで同じ名前の素敵な洋食屋さんのお惣菜にありつきました 未収録の資料があるという西東京中央図書館にも行くきっかけを頂き、楽しませていただきました。 (やしまかずこ)

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『冬吉と熊のものがたり』について、冬吉が熊と楽しく飲んでいる時に手が熊になってしまっている時に、これは、人間と熊が登場人物になっておりますが、人間界でいったら仲良くする人の影響(良いこともそうではないことも)をうけるという意味を、安房直子先生は訴えたいのではないかなぁと私は思いました。(河内美香)

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  食べることと眠ることの登場するほかの安房作品・・「天の鹿」「三日月村の黒猫」「小鳥とばら」もそうですね。「風のローラースケート」の連作とは、少し傾向は違いますが。

ねむりをがまんすること、というモチーフは、「みどりのスキップ」「長い灰色のスカート」にも出てきます。どちらもキーワードはコーヒー。「ひめねずみとガラスのストーブ」のコーヒー・・・別れの痛みを忘れさせるためのコーヒー・・・と、コーヒーの役割を考えるのも面白いかもしれません。

1992年作の「うさぎの学校」では、安房さんは、うさぎのこどもと主人公を一緒の食卓にはつけません。一緒の食卓につくのを「こわい」と表現し、動物には動物の、人間には人間の食卓がある、と、厳然たる獣と人間の間の一線を意識させられます。

「月夜のテーブルかけ」と「きつねの窓」は同じ構造。印象は正反対だが、どちらも一面の植物の中で動物にもてなされる話。もう二度と出会えない「窓」と、会員カードを発行してくれる「月夜」。「窓」は1972年発表で、「月夜」は1982年、と10年の月日がもたらした作風の変化が面白いと思います。(石川珠美)

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  『風のローラースケート』の中では「花びらづくし」がいちばん好きです。榊原さんの「山の掟を知る者は決して山に泊まることはしない」というのは、なるほど…と思いました。安房作品の根底には、自然界への畏敬の念があると思います。そこで境界線を作ることは、現実の世界でも大切なことです。その上で、対立でもなく同化でもなく「融和」として新しい活力を生む。安房さんは大きな理想の世界を描いていたのですね。「自然との融和」という言葉が好きになりました。

山の主は、自分の娘が縫い物を仕込んでもらった後には、「あかり屋の千枝」を家に帰すつもりだったのではないでしょうか?そのために、千枝にはおいしいお寿司と甘いお酒の作り方を教えたのでしょう。文太がいつか迎えに来ることも計算済みで・・・。村で過ごすうち、文太は「あかり屋の千枝」と結婚するのかもしれません。

霧立峠の自然の美しさが、秋のさわやかな風に乗って描かれていて、私の大好きな蓼科高原の霧ケ峰に行きたくなりました。(仁藤眞理子)

 

◎次回のライラック文庫の会開催のおしらせ

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日程:2021年1月23日(土)午前10時~午後1時    

   ※1週間前の1月16日(土)に、接続テストの会を実施します。

参加費:504円(※84円切手6枚をお送りください)

   ※お申込みいただいた方に参加費送付先をご連絡いたします。

お申し込み先:awanaoko.lilac★gmail.com(★を@にしてお送りください)

定員:15名(先着順)

プログラム:

安房直子作品論
安房作品における『盗る』ことと『約束を破る』こと」(発表 石川珠美)
安房直子単行本未収録作品朗読
「とげ」(朗読  榊原瑠衣)
◎懇談
 

※文庫の会の参加URL及びZoomの操作方法、タイムスケジュールなどの詳細は、お申込みいただきました方に個別にメールでお送りいたします。